第28回 技能グランプリ

第28回技能グランプリ

平成27年2月20日から23日にかけて、第28回技能グランプリ(中央職業能力開発協会・全国技能士会共催)が千葉県幕張メッセ国際展示場において開催されました。
当連合会関連では3名の方が入賞され、今回は見事銀賞を受賞された広島県勝矢和裁の吉本実央さんにインタビューをさせていただきました。


インタビュー

技能グランプリ

第28回技能グランプリ 銀賞

広島県 勝矢和裁

吉本実央さん


技能グランプリは和裁の最高峰の大会と思われますが、その中で銀賞を受賞された今のお気持ちをお聞かせ下さい。

たくさんの人に支えていただき、グランプリに集中できる環境を整えてくださった方々のおかげで今大会の結果があると思います。その方々に対して感謝の気持ちでいっぱいです。

和裁をはじめられたきっかけをお聞かせ下さい。

中学生の頃に習っていた機織りの先生が織られた反物を見て、始めて「和裁」という職業を知り、興味を持ち始めたのがきっかけです。

大会に向けてどのような練習をしてきましたか。

和裁の基礎となる運針やくけを一から訓練しなおしました。その他、ポイントとなる部分の部分縫いを繰返ししてきました。

競技中は思い通りの実力が出せましたか。また、競技中に起きたエピソードがあればお聞かせ下さい。

日々の業務の中で、グランプリの内容で時間計りをたくさんしてきたので、競技中はいつも通りの実力が出せました。

次回出場する方のために何かアドバイスがあればお聞かせ下さい。

和裁は他の職種と比べ、日々の業務が大会内容に直結します。1日1日を大切にし、昨日より少し成長した自分を積み重ねていってほしいです。

現在では着物を着る人や和裁を学ぶ人の数が年々減少している傾向にあります。そのことについて何かご意見や感じることをお聞かせ下さい。

日本の伝統文化である着物を着る人が少なくなり、とても寂しいです。
教育の場で着物について学べる時間を取ったりして、伝統文化をもっと身近なものにして欲しいです。

最後にこれからの目標と将来の夢をお聞かせ下さい。

和裁は奥が深く、まだまだ知らないことばかりなので、もっと自分の技術向上を目指していきたいです。また自分の今ある技術を後輩に伝えて、一流の和裁士を育てる手助けをしていきたいです。

画像の説明

27年 グランプリ





第27回 技能グランプリ

第27回技能グランプリ

平成25年2月22日から25日にかけて、第27回技能グランプリ(中央職業能力開発協会・全国技能士会共催)が千葉県幕張メッセ国際展示場において開催されました。
当会関連では6名の方が入賞され、第1位は広島県勝矢和裁の川上由美さんが見事受賞されました。
優勝した川上さんにインタビューをさせていただきました。

インタビュー

技能グランプリ優勝

第27回技能グランプリ 優勝

広島県 勝矢和裁

川上由美さん


技能グランプリは和裁の最高峰の大会と思われますが、その頂点に立った今のお気持ちをお聞かせ下さい。

心からうれしいです。しかし、これからが大切だと思っています。技能グランプリで優勝した事が終わりではなく、スタートだと思って、これから金メダルにふさわしい、熟練技能者を目指していきます。

和裁をはじめられたきっかけをお聞かせ下さい。

高校生の時、和服に興味を持ち、自分のゆかたを自分で縫ってみたいと思い、近所で昔、和裁をされていた方に習いに行きました。その方は当時80才をこえていらしたのですが、柄の出し方から仕上げまできちんと教えて下さいました。その方に出会って私もいくつになっても続けられる和裁を仕事にしたいと思ったのがきっかけです。

大会に向けてどのような練習をしてきましたか。

一枚でも多くの着物にふれることが大切だと思い、毎月の目標枚数を決め、計画を立てて取り組んできました。また苦手な部分を克服するために、仕立てた着物を先輩に見ていただきアドバイスしていただいたり、手元を見させていただくことをしました。家に帰ってからは、苦手な所の部分縫いをして練習をしました。

競技中は思い通りの実力が出せましたか。また、競技中に起きたエピソードがあればお聞かせ下さい。

私は今回のグランプリを自分にとっての最後の大会と決めてずっと取り組んできました。思い通りの実力が出せたかというと、出しきれていない部分もあります。しかし、大会当日思いきって伸び伸びと縫えたこと、また大会までの日々に悔いはないといえるので、今回の大会はやりきったという充実感があります。

次回出場する方のために何かアドバイスがあればお聞かせ下さい。

これまで何度も大会には出場させていただいてきましたが、なかなかいつも通りの力を出しきることのむずかしさを感じています。そのため、やはり一日一日の積みかさねが大切だと思っています。日々の業務を大切にし、また自分の夢を思い続けることが大切だと感じています。

現在では着物を着る人や和裁を学ぶ人の数が年々減少している傾向にあります。そのことについて何かご意見や感じることをお聞かせ下さい。

着物というと身構える人も多いと思いますが、もっと身近に感じて気軽に着ていただきたいです。また、和裁を学ぶ人も減ってきて、海外縫製がふえてきていますが、やはり日本の伝統衣裳である着物は、私達日本人が一針一針手で縫うことの大切さや、手縫いのあたたかさを伝えていかないといけないと感じています。

最後にこれからの目標と将来の夢をお聞かせ下さい。

今後は、これまでの経験や技術を後輩の指導に活かしていきたいと思っています。また、仕事と家庭の両立を目指し、和裁を一生の仕事として続けていきます。

技能グランプリ


技能グランプリ